INTERVEIWS 01

水素社会の実現につながる技術開発。
毎日の実験にその手応えを感じます。

水素社会の実現につながる
技術開発。毎日の実験に
その手応えを感じます。

溝尾 航Mizoh Wataru

2021年入社/技術本部 技術開発センター(所属・役職等は取材時点)物質理工学院卒

「材料開発×湘南」の
好条件が重なった

大学院で金属材料の研究をやってきましたが、特にチタンを専門的に扱っていたわけではありません。就職にあたり、材料を作る側か使う側か、どちらかの会社に入ることを考えたときに、ずっとものづくりに関わりたいことから作る側の会社を探しました。
東邦チタニウムは大学院の先生からの紹介です。チタンは「夢の金属」と言われるように優れた特性を持っている歴史的にもまだ新しい金属で、将来性を感じました。
また、東邦チタニウムの開発拠点は茅ヶ崎だったことも良い条件でした。私は生まれも育ちも湘南で、地元で働けることに魅力を感じました。さらに、工場見学の際の印象が良かったことも大きいです。他の材料系の企業も回りましたが、東邦チタニウムではいろんな方にお話しを聞けて、ここなら自分を活かせそうだと強く感じました。

「材料開発×湘南」の好条件が重なった

世界を変える技術に携わる

入社して以来、技術開発センターで『WEBTi®』(ウェブチタン)と呼ばれる「チタン多孔質体」の開発に携わっています。『WEBTi®』は拡大してみると多数の小さな穴が空いているチタンシートで、電極やフィルター等の用途に用いられます。
私の所属するチームでは、この『WEBTi®』を水素製造装置(水電解で水素を作る装置)に適用させる研究をしています。水素は化石燃料に代わるエネルギーとして期待されていますが、水電解装置の実用化によって「脱炭素」の実現に貢献できるものと考えられます。この仕事のやりがいはまさにそこにあります。
毎日がんばって実験をやって技術開発を進め、水素製造装置が実用化され、さらに『WEBTi®』が事業化して普及していけば世界はがらりと変わる。これこそ材料開発の醍醐味です。「水素社会」の実現に自分の夢を重ねています。

世界を変える技術に携わる

現場を見る、話を聞く、
自分で判断する

東邦チタニウムで働くことの魅力は、入社間もない新人でも早い段階から仕事を任せてもらえることです。
たとえば、『WEBTi®』の品質や製造能力を向上させるため、さまざまな装置を試してみて、必要となるデータを収集していきます。これらの業務を段取りし、自分のペースで実験・分析を進めることができるので、非常に働きやすいと思います。
私は、これからもずっと金属材料開発に関わっていきたいし、自分のキャリア形成の軸でもあります。開発者にとって、働きやすい環境こそ自分の能力を高める必須の条件だと思います。
就職にあたっては、実際にいろいろな会社に足を運んで現場を見て、人に話を聞き、ここなら働きやすいと判断して東邦チタニウムに決めました。結局それがいちばん納得のいく方法だと思います。

現場を見る、話を聞く、自分で判断する

ONE DAY SCHEDULE

8:10
始業、8時半頃まで朝礼を行う。
9:00
メールチェックの後、前日に予定を組んだ実験を開始。
11:00
前の日に作ったサンプルを分析装置にかける。
13:00
新しく導入する装置のメーカー担当者と打合せ。
15:00
当社製品を導入いただくお客様とWebミーティング。
その後、午前中に実施した分析・実験のデータを資料にまとめる
17:00
退社。明日の休日はラグビー(地元チーム)に参加するため早めに就寝。

MESSAGE

新人でも仕事を任せてもらえることを“働く魅力”として挙げましたが、具体例を話すと、『WEBTi®』を作る製造工程には形状を整えるために材料を切断する作業があります。今まで手作業で切断していたものを、自動装置を導入して効率を上げたいと思ったときに、どの会社の、どの装置の切断方法が適しているか。自分でメーカーに問い合わせ、装置を仕入れてテストを繰り返します。その結果、自分はこのメーカーが良いと上司に伝え、最終的に自分が選んだものが採用された――といった具合です。
仕事を任されながらも、先輩・上司はつねに近くにいる職場なので、何かわからないことがあればすぐに相談できます。とても安心して仕事に取り組めます。

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